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| <amp/> | | <amp/> |
− | 使用したLattepandaは「4G/64G」です。
| + | = インストール = |
− | 「2G/32G」の場合、UEFIが32bitの場合があるそうです(「最近出荷されたものは64bitになっている」とフォーラムには記載されていました<ref name="LP_forum_32or64" />)。
| + | とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。 |
− | その場合は、別途対応が必要になります。
| + | <pre>sudo apt-get install minidlna</pre> |
| | | |
− | = Debian9.9のダウンロード = | + | = 準備 = |
− | == イメージの選択1 ==
| + | DLNAで共有?するためのディレクトリを適当に作成します。<br/> |
− | まずは[http://www.mediawiki.org/wiki/MediaWiki/ja Debianのサイト]に行って、「ネットワークインストール」または「CD/USB ISOイメージ」をクリックする。(ネットワークが接続できる環境であれば前者、スタンドアロン?であれば後者を選択)<br/><br/>…って言っても、スタンドアロンでインストールしたこと無い…<br/><br/>[[ファイル:Debian-install-1.png | 400px]]<br/><br/>(以降は「ネットワークインストール」を選択した前提で…)<br/><br/>
| + | 今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。<br/> |
| + | 以下のコマンドを実行して、それぞれのディレクトリを作成します。 |
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo mkdir /share |
| + | sudo mkdir /share/movies |
| + | sudo mkdir /share/photos |
| + | sudo mkdir /share/musics</syntaxhighlight> |
| + | ※ディレクトリパスは環境に合わせて変更してください。 |
| | | |
− | == イメージの選択2 == | + | また、ReadyMediaがアクセスできるように各ディレクトリの所有権を変更します。 |
− | LattepandaのCPUはAtom(intel系)なので次の画面では「小さなCDまたはUSBメモリ」の「amd64」をクリックしてISOファイルをダウンロードする。<br/>(amdになっているのは気にしない…)<br/>
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo chown pi:pi /share |
− | [[ファイル:Debian-install-2.png | 400px]]
| + | sudo chown pi:pi /share/movies |
| + | sudo chown pi:pi /share/photos |
| + | sudo chown pi:pi /share/musics</syntaxhighlight> |
| | | |
− | = インストールメディアの準備 = | + | = 設定 = |
− | 今回はインストールメディアにUSBメモリを使用しました。
| + | 「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。<br/> |
− | # ISOファイルをUSBに展開する<br/>適切な表現かどうかはおいといて…ISOファイルをUSBに展開する。<br/>私の場合、WindowsPCでツールを使用した。ツールは「Rufus」を使用しました。<br/>(手元にツールが無いので説明は割愛します…ググってください…すみません…)<br/><br/>
| + | (デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。) |
− | # Lattepandaに差し込む<br/>USBポートが3つあるのはありがたい(他2つにはキーボードとマウスをつなぐ)
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| | | |
− | = UEFIの設定の確認 = | + | == 共有設定 == |
− | イメージ取れてないので、いつか更新します(写真になりますが…)。<br/>私の場合はブートデバイスの設定以外は問題ありませんでした…。<br/>(LattepandaのドキュメントにBIOSのアップデートと載っていますが…やらなくても問題なさそうです…)<br/>最低確認しなければならないのは…<br/>「セキュアブートが無効になっていること(Debian9.9はセキュアブートに対応していない)」<br/>「ファストブートが無効になっていること」<br/>「ブートデバイスの順番をUSBメモリ→eMMCに変更する」の3つです。
| + | === 動画の共有 === |
| + | 明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 |
| + | <pre>media_dir=V,/share/movies</pre> |
| | | |
− | == 電源の投入 == | + | === 画像の共有 === |
− | Lattepandaのドキュメントにも記載されていますが、USB電源を接続後、「赤のランプが消えてから」電源ボタンを長押しします。<br/><br/>
| + | 動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 |
| + | <pre>media_dir=P,/share/photos</pre> |
| | | |
− | == UEFIのメニューに入る == | + | === 音楽の共有 === |
− | UEFIのメニューに入るには、パンダのロゴが出る前から「delキー」を連打してください。<br/>
| + | 音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 |
− | すると以下のような画面が表示されます。<br/>
| + | <pre>media_dir=M,/share/musics</pre> |
− | [[ファイル:Debian-install-050.png | 400px]]
| |
| | | |
− | == セキュアブートの無効化確認 == | + | === 組み合わせ === |
− | 左右の矢印キーを使用して、画面上部のタブから「Security」を選択します。<br/>
| + | 例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。 |
− | [[ファイル:Debian-install-053.png | 400px]]<br/>
| + | <pre>media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos</pre> |
− | そこから上下の矢印キーを使用して「Secure Boot menu」を選択状態にして、Enterキーを押します。<br/>
| |
− | すると、以下のような画面が表示されます。<br/>
| |
− | [[ファイル:Debian-install-055.png | 400px]]<br/>
| |
− | この画面で「Secure Boot(画像見づらくてスミマセン…)」が「Disabled」になっていることを確認します<br/>
| |
− | もしなっていない場合は、上下の矢印キーで「Secure Boot」まで移動してEnterキーを押し、「Disabled」を選択します。
| |
| | | |
− | == ファストブートの無効化確認 == | + | == 新しいファイルの監視 == |
− | 左右の矢印キーを使用して、画面上部のタブから「Boot」を選択します。<br/>
| + | ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。<br/> |
− | [[ファイル:Debian-install-054.png | 400px]]<br/>
| + | 【修正前】 |
− | 「Fast Boot」の項目が「Disabled」になっていることを確認します。<br/>
| + | <pre>#inotify=yes</pre> |
− | もしなっていない場合は、上下の矢印キーで「Fast Boot」まで移動してEnterキーを押し、「Disabled」を選択します。
| + | 【修正後】 |
| + | <pre>inotify=yes</pre> |
| | | |
− | == ブートデバイスの順番の変更 ==
| |
− | 左右の矢印キーを使用して、画面上部のタブから「Boot」を選択します。<br/>
| |
− | [[ファイル:Debian-install-054.png | 400px]]<br/>
| |
− | 画面下部の「Boot Option Priorities」で、(サンプル画面には出ていませんが…)<br/>「#1」をUSBデバイス、「#2」をeMMC(もしかしたら「Windows10」とか表示されているかもです)に変更します。
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| | | |
− | == 保存してメニューを終了する == | + | また監視間隔を設定します。<br/> |
− | メニューから「save and exit」を選択、または「PF4キー」を押し、「Yes/No」で「Yes」を選択
| + | 【修正前】 |
| + | <pre>#notify_interval=895</pre> |
| + | 【修正後】 |
| + | <pre>notify_interval=60</pre> |
| + | (単位は「秒」です。上記の例では1分間隔で監視します) |
| | | |
− | = Debian9.9のインストール =
| |
− | LattepandaのUEFIメニューを抜けるとインストール画面が表示されます。
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| | | |
− | == 初期設定? ==
| + | 監視が必要なファイル数が非常に多い場合は、以下のコマンドを実行してファイル数を増やしておく必要があります。<br/> |
− | # インストール方法?の選択<br/>「Graphical Install」か「Install」を選択します。<br/>どちらも入力項目は同じです。ここでは「Install」を選択した場合を説明していきます<br/>[[ファイル:debian-install-101.png | 400px]]<br/><br/>
| + | (デフォルトは8192です) |
− | # 言語の選択<br/>使用する言語を選択します。<br/>このサイトを見ている人は、おそらく日本人なのでほとんどの人は「Japanese - 日本語」を選択します。<br/>[[ファイル:debian-install-102.png | 400px]]<br/><br/>
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo sysctl fs.inotify.max_user_watches=100000</syntaxhighlight> |
− | # 場所の選択<br/>住んでいる場所を選択します。多分、時間の設定に関わる選択です。<br/>[[ファイル:debian-install-103.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # キーボードの設定<br/>日本語キーボード(いわゆる109キーボード)を使用している人は、「日本語」を選択します。<br/>それ以外の英語キーボード等を使用している人は、該当するキーボード?を選択してください。<br/>[[ファイル:debian-install-104.png | 400px]]
| |
| | | |
− | == ネットワークの設定 ==
| |
− | # ホスト名の設定<br/>ホスト名(Windowsで言うところのコンピューター名)を入力します。<br/>デフォルトで問題ない場合は、そのままエンターキーを押します。<br/>[[ファイル:debian-install-105.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # ドメイン名の設定<br/>ドメイン名を入力します。外部に公開する人以外は、空白で問題ありません。<br/>外部に公開する人は…取得したドメイン名を入れるのかな?<br/>[[ファイル:debian-install-106.png | 400px]]
| |
| | | |
− | == ユーザーとパスワードのセットアップ ==
| + | ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。<br/> |
− | # rootユーザーのパスワード設定<br/>rootユーザーのパスワードを入力します。<br/>画面にも書かれていますが、何も入力しないと、後で設定するユーザーに「sudo」権限が付与されます(正確には「sudo」ユーザグループに追加される)。<br/>入力した場合は絶対に忘れないようにしましょう。<br/>また、rootユーザーはすべての権限が付与されているユーザーです。安易なパスワードを設定して、不正にログインされないようにしましょう。[[ファイル:debian-install-107.png | 400px]]<br/><br/>
| + | そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。 |
− | # rootユーザーのパスワード再入力<br/>rootユーザーのパスワードを再入力します。<br/>全画面で入力しなかったときは、ここでも入力せずにエンターキーを押します。<br/>[[ファイル:debian-install-108.png | 400px]]<br/><br/>
| + | <syntaxhighlight lang="bash">fs.inotify.max_user_watches=100000</syntaxhighlight> |
− | # 新しいユーザーのフルネーム設定<br/>新しいユーザーの本名(フルネーム)を入力します。<br/>ここで入力するフルネームは、ログイン画面で表示される文字列になります(ログインユーザーではありません。あくまでも表示だけです)。<br/>フルネームと言っても真面目にフルネームを入力する必要はありません。<br/>ニックネームなどでOKです。<br/>[[ファイル:debian-install-109.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # 新しいユーザーのアカウント名設定<br/>あなたのアカウントのユーザー名を入力します。<br/>いわゆるログインユーザー名です。<br/>[[ファイル:debian-install-110.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # 新しいユーザーのパスワード設定<br/>新しいユーザーのパスワードを入力します。<br/>ログインパスワードになります。<br/>パスワードを忘れても、rootのパスワードを覚えていればどうにかなりますが…<br/>rootのパスワードを設定しなかった場合は、このユーザーがrootと同等の権限を持つことになります。<br/>rootのパスワードと同様に、忘れないように、また安易なパスワードを設定しなようにしましょう。<br/>[[ファイル:debian-install-111.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # 新しいユーザーのパスワード再入力<br/>パスワードを再入力します。<br/>[[ファイル:debian-install-112.png | 400px]]<br/><br/>
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| | | |
− | == ディスクのパーティショニング ==
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− | # LVMや暗号化の設定<br/>LVMや暗号化の選択をします。<br/>よくわからない場合は「ディスク全体を使う」で良いかと思います。<br/>場合によって「空き領域全体を使う」という選択肢が表示されます。<br/>マルチブートを使用しない限りは「ディスク全体を使う」で問題ないかと思います。<br/>LVMは複数のハードディスクにまたがってパーティションを作成できる機能…みたいです。<br/>LattepandaのeMMC(いわゆる内臓ディスク)だけにインストールする場合は、「ディスク全体を使う」を選択することになります。<br/>(やらなかったけど…これ、外付けHDDをつないでたらLVMで1つのパーティションにできたのかな?)<br/>暗号化はその名のとおりです。<br/>[[ファイル:debian-install-113.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # ディスクの選択<br/>パーティショニングするディスクを選択します。<br/>下のイメージでは1つしか表示されていませんが、LattepandaにUSBメモリを刺してインストールしていると、eMMCとUSBメモリの2つが表示されます。<br/>インストール先はeMMCです。<br/>[[ファイル:debian-install-114.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # パーティショニング機構の選択<br/>パーティショニング機構を選択します。<br/>よくわからない場合は「すべてのファイルを1つのパーティションに(初心者ユーザには推奨)」で良いかと思います。<br/>[[ファイル:debian-install-115.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # 確認1<br/>「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択します。<br/>[[ファイル:debian-install-116.png | 400px]]<br/><br/>
| |
− | # 確認2<br/>書き込みするかの確認です。<br/>問題なければ「はい」を選択します。<br/>[[ファイル:debian-install-117.png | 400px]]
| |
| | | |
− | == パッケージマネージャの設定 == | + | = コマンド = |
− | # DVDの検査の確認<br/>ネットワークにつながる環境なら、「いいえ」で問題ないかと思います。<br/>[[ファイル:debian-install-118.png | 400px]]<br/><br/>
| + | インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。 |
− | # アーカイブミラーの地域を選択<br/>特にこだわりが無いなら「日本」で問題ないです。<br/>基本的には、住んでいる地域と同じものを選びます。<br/>[[ファイル:debian-install-119.png | 400px]]<br/><br/>
| + | == 起動 == |
− | # アーカイブミラーの選択<br/>特にこだわりが無ければ「ftp.jp.debian.org」で問題ないです。<br/>このアーカイブミラーは「[https://www.debian.or.jp/using/mirror.html Debian JP Project]」が運営しているミラーサイトになります。<br/>[[ファイル:debian-install-120.png | 400px]]<br/><br/>
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna start</syntaxhighlight> |
− | # プロキシの設定<br/>プロキシ経由で外部(インターネット)にアクセスする場合は設定します。<br/>一般的な家庭においては、ほぼ関係ないはずです。<br/>(いや…Debianを設定しようとしている時点で、自前プロキシを立ててる可能性もあるか…)<br/>よくあるのですが…ユーザーIDやパスワードに「@(アットマーク)」を使用している場合は「%40」にエスケープ(書き換えて)設定します。<br/>[[ファイル:debian-install-121.png | 400px]]<br/><br/>
| + | == 終了 == |
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna stop</syntaxhighlight> |
| + | == 状態確認 == |
| + | <syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna status</syntaxhighlight> |
| | | |
− | == popularlty-contest の設定 == | + | = 参考サイト = |
− | # 統計の情報送信<br/>どちらでも…<br/>[[ファイル:debian-install-122.png | 400px]]<br/><br/>
| + | [http://www.lanhome.co.jp/device/raspberry-pi.html Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー|Lanhome]<br/> |
− | | + | [https://wiki.archlinux.jp/index.php/ReadyMedia ReadyMedia - ArchWiki]<br/> |
− | == ソフトウェアの選択 ==
| + | [https://www.wassyoi-hack.com/solve_no_space/ ラズパイのNo space left on deviceに対処する方法] |
− | # ソフトウェアの選択<br/>「Debian デスクトップ環境」と「標準システムユーティリティ」にチェックを付けた状態で、その他は必要に応じてソフトウェアを選択します。<br/>デスクトップは好みのものを…私は「GNOME」を選択しています。<br/>外部接続する場合は、「sshサーバー」を忘れずに…。<br/>[[ファイル:Debian-install-123.png | 400px]]
| |
− | | |
− | == ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール ==
| |
− | # GRUBブートローダーをインストールするか<br/>複数のOSをインストールしている場合は注意してください。<br/>ブートローダーをインストールしていない(コンピュータを起動したときに、OSの選択画面が表示されない)場合は、「はい」を選択します。<br/>[[ファイル:Debian-install-124.png | 400px]]<br/><br/>
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− | # GRUBブートローダーのインストール先の選択<br/>GRUBをインストールするデバイスを選択します。<br/>画面では出ていませんが、Lattepandaであれば、「eMMC」が表示されているかと思いますので、それを選択します。<br/>[[ファイル:Debian-install-125.png | 400px]]<br/><br/>
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− | | |
− | == インストールの完了 ==
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− | # インストールの完了<br/>ここで、インストールのために刺していたUSBメモリを抜きます。<br/>抜いたらば「続ける」を選択してください。<br/>その後、自動的にマシンのクリーンアップを行った後、再起動します。<br/>[[ファイル:Debian-install-126.png | 400px]]<br/><br/>
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− | | |
− | = ログイン画面の表示(画面が真っ黒) =
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− | さて…以下のような正しくログイン画面が表示されたでしょうか?<br/>上記の手順に従ってインストールすると、真っ黒な画面が表示されるかと思います(マウスを動かすとカーソルは見ることができます)。<br/>[[ファイル:Debian-install-127.png | 400px]]<br/><br/>慌てずに「ウインドウズキー+p」を押してみてください。<br/>ログイン画面が表示されたかと思います。<br/><br/>何がおきているかというと、LattepandaにはHDMI以外にもう一つディスプレイを接続するところがあります。<br/>そちらがプライマリディスプレイになっており、HDMIがサブディスプレイになってしまっています。<br/>UEFIで設定を変えられるのですが…設定を変更しても変わってくれません(少なくとも私の環境では…)。
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− | | |
− | これが結構煩わしいので、私はGNOMEから「プライマリディスプレイを無効」にして、「ユーザーを自動ログイン」にしています。
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− | | |
− | = 脚注 =
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− | <references>
| |
− | <ref name="LP_forum_32or64">[http://www.lattepanda.com/topic-f6t1595.html 64 Bit Image on a 32 Bit Board? - LattePanda Forum]</ref>
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− | </references>
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| | | |
| [[Category:Debian]] | | [[Category:Debian]] |
− | [[Category:Lattepanda]] | + | [[Category:Raspbian]] |
| + | [[Category:Raspberry Pi]] |
| + | [[Category:DLNA]] |
<amp/>
インストール
とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。
sudo apt-get install minidlna
準備
DLNAで共有?するためのディレクトリを適当に作成します。
今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。
以下のコマンドを実行して、それぞれのディレクトリを作成します。
sudo mkdir /share
sudo mkdir /share/movies
sudo mkdir /share/photos
sudo mkdir /share/musics
※ディレクトリパスは環境に合わせて変更してください。
また、ReadyMediaがアクセスできるように各ディレクトリの所有権を変更します。
sudo chown pi:pi /share
sudo chown pi:pi /share/movies
sudo chown pi:pi /share/photos
sudo chown pi:pi /share/musics
設定
「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。
(デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。)
共有設定
動画の共有
明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=V,/share/movies
画像の共有
動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=P,/share/photos
音楽の共有
音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=M,/share/musics
組み合わせ
例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。
media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos
新しいファイルの監視
ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。
【修正前】
#inotify=yes
【修正後】
inotify=yes
また監視間隔を設定します。
【修正前】
#notify_interval=895
【修正後】
notify_interval=60
(単位は「秒」です。上記の例では1分間隔で監視します)
監視が必要なファイル数が非常に多い場合は、以下のコマンドを実行してファイル数を増やしておく必要があります。
(デフォルトは8192です)
sudo sysctl fs.inotify.max_user_watches=100000
ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。
そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。
fs.inotify.max_user_watches=100000
コマンド
インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。
起動
sudo /etc/init.d/minidlna start
終了
sudo /etc/init.d/minidlna stop
状態確認
sudo /etc/init.d/minidlna status
参考サイト
Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー|Lanhome
ReadyMedia - ArchWiki
ラズパイのNo space left on deviceに対処する方法